「身近な空間やまちなみの木質化に向けて、地元の建築家として地域の皆さんとともにできることからはじめたい。」
フォーラム会員である株式会社アービア設計事務所、白石さんを中心に６名のメンバーが集まり、木材活用を通して実施する地域の脱炭素の取り組みを「かかりつけ医」のような立場でお手伝いを行うことを目指し、第一歩となる企画検討を2021年8月に開始しました。
【プロジェクトメンバー】
・株式会社アービア設計事務所 白石さん
・おんだ建築事務所 恩田さん
・有限会社ノマド 永島さん
・明野設計室一級建築士事務所 明野さん
・有限会社 伊藤寛アトリエ 伊藤さん
・ヒットデザイン建築設計事務所 辻さん
・ニチハ株式会社 松原さん
話し合いの結果、2021年はリーダーの白石さんが木を活用したリノベーションを行った生田山の手自治会館を会場に、「住まい・まちづくり講習会」を10月に開催、自治会の住民の皆さんにご参加いただきました。
『安全な住まい』という誰もが関心を持つテーマに沿った講演会では、リフォーム時に役立つ複数の川崎市助成制度について案内したり、川崎市まちづくり局からも国の木材利用促進に対する取組を紹介。
続いて、メンバーが手掛けた家や寺院、軒先や塀などの生活に身近な空間の木質化事例を映像や画像で案内し、木の良さや効果を伝えました。
「川崎市や国が日本の木を使うためにこんな風にいろいろな取組をしていることをはじめて知った」
「住みやすい家やまちをつくるなかで、みなさんのような専門性を持った建築家が身近にたくさんいることを初めて知り、とても心強く感じた」
参加者からの感想をいただき、手ごたえある第一歩を踏み出しました。
木には温かみがあり、人を惹きつけます。
自治会やマンションなど多くの人が集まる空間で利用することで、
豊かなコミュニケーションを育んだり、憩いの場としての効果が期待されます。
身近な空間や共有スペースなどで、木を使ってみたいという方は、お気軽にお問合せください。